大地の割れ目より

暑いっすね！
メタルジグの鋳造準備も出来まして、猛烈に暑いというか熱い仕事を覚悟しておりましたが、材料入荷の関係で1日空きができましたので、気になっていた超源流で活動してきました。

想像を絶する猛烈ゴルジュ渓谷です。

前に現地でお会いした地元の通称「蜜箱の兄貴」によりますと、１０年も前は４０ｃｍクラスのアマゴがガンガン釣れて、ハリスも何回切られた事か～。
上流に大きな淵があって、泳いで登る事が出来たらこれまたデカイ滝が有って・・・なんて夢のような話を伺っておりました。

前回アタック時には残念ながら先行者有りで断念しましたが、今回は平日だしテジロが大発生している時期なので誰も居ないはず・・・・。

両岸は、３０～５０ｍ級の断崖絶壁。時には上が見えない程のゴルジュ。
その割れ目に妖気を漂わせながら流れる超冷たい清流。
深いゴルジュなので、永遠に日陰ですので水が冷たいこと山の如し？

そんな特殊な地形ですので、前方をふさぐ障害物、滝、淵を横から巻いて逃げる事は出来ませんので、真っ直ぐ直球勝負で進むのみ。
泳ぐ・張り付く・懸垂・飛び込む・這って進む。

ただ、先日のゲリラ豪雨で物凄い鉄砲水が出たであろう形跡がありましたので、魚は居るのですがお疲れなようで口を使ってくれません。
釣る事だけを目的としておりませんので、それはそれで全然OK。

そして大淵を泳いで制覇したあたりから、ナウシカの世界が広がっておりました。

ただ、そこに生息していたのは在来種のアマゴではなく、外来種のイワナでした・・。
魚止めと思われる滝のツボで４０ｃｍ級も釣れましたが、クライムの邪魔になるのでネットを持って行ってなかったのでリーダーを掴んでぶら下げて「なんだよ！」なんて眺めているとリーダーがちぎれて、幻のスプーンと共にさようなら。
スプーンが～～～～！ショック（涙）

蜜箱の兄貴、教えてくれたパラダイスはもう・・・・。人為的なエゴによって昔と姿を変えつつありましたよ。

イワナ　Max３０ｃｍ沢山　ALLキープ
アマゴ　Max２７ｃｍ　ALLリリース
イヨシロオビアブ　1億匹～2億匹（爆）。多数刺されてダメージ大。

凄く考えさせられる釣行でした。